冬になると、牧師館の窓から目白の姿を見ることができる。粗末な餌場であるが、そこに毎朝二つに割ったみかんを置く。夕方にはもう皮以外は何も残っていないほどに、見事についばんでいる。その姿が実に可愛い。
餌場にやって来るのは目白だけではない。ヒヨドリである。カラスも時折襲来するが、ヒヨドリは実に頻繁にやってくる。餌場のみかんを、まるで自分のものだと言わんばかりに居座り、目白が近づくたびに威嚇し、追い払う。だからわずかの間隙を縫って、目白はみかんをついばむのである。
ヒヨドリには気の毒だが、どうしても判官びいきになる。小さい目白を応援したくなる。そしてたっぷり食べた後も、目白に食べられないように餌場に居座り、見張っているヒヨドリが、強欲な鳥のように見えてくる。
でもそれは、私たち人間の姿を映し出しているのかも知れない。国境なるものを勝手に敷き、天から与えられた石油や鉱石の資源を自分のものと主張し、外からやって来る者を追い払っている。もう一方では間隙を縫って、力のある国がその国にある資源をかすめ取ろうとする。人類の行っている姿は、餌を奪い合う鳥と同じに見えてくる
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